CPO正会員紹介

2017.10.28
CEDEC+KYUSHU2017 レポート

九州産業大学で行われたコンピューターエンタテインメント開発者向けカンファレンスCEDEC+KYUSHU 2017 にお邪魔して取材させて頂きました。

CEDECとはComputer Entertainment Developers Conferenceの略でコンピューターエンタテインメント開発者向けカンファレンスというイベントです。最先端を走る方々のセッションや最新機材の体験コーナーなどがあり、多くの参加者で賑わっていました。

CEDEC+KYUSHU 2017

なぜそんな開発者向けのイベントにまんがCPOが?と思われるかも知れませんが、あの庵野秀明さんが率いるスタジオカラーと 新たに設立されたプロジェクトスタジオQによる「デジタルアニメワークスタイル」のセッションはじめ「老若男女を魅了する世界観別アートワークの描き分け技法」などアート系のセッションも多いので、私達にとっても有難いイベントと言っても過言ではありません。

今回のCEDEC+KYUSHU2017には、まんがCPO会員であり、福岡のデジタルエンタテインメントシーンでは知らない人はいないとまで言われる福岡地域戦略推進協議会キュレーター、スーパー公務員として名高い中島賢一さんがAIが切り開く未来や可能性について考えるセッションに、錚々たる方々と登壇されるとの情報をキャッチ!これはもう取材するしかないぞ! というノリで会場(N202教室)を訪れました。

AIが切り開くミライ~AIが社会を変えるインパクトとゲーム・エンタメ業界に

セッションのタイトルは「AIが切り開くミライ~AIが社会を変えるインパクトとゲーム・エンタメ業界における活用可能性について考える~」というもので、登壇された方は

アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 技術統括本部 本部長 技術統括責任者 岡嵜 禎さん、日本アイ・ビー・エム株式会社 GBS事業本部 通信メディアエンターテインメントサービス コミュニケーションコンサルタント 金子 真也さん、株式会社 富士通九州システムサービス 未来問題ソリューション本部 R&D開発センター プロジェクト課長 常盤 和宏さん、モデレーターを中島さんが務めるというもの凄いメンバーのセッションでした。

冒頭は、AIがディープラーニングで学んだ画家レンブラントのデータをもとに新たに描いた?新作絵画の紹介。3Dプリンターで絵の具の凹凸まで表現した作品は、誰が見てもレンブラントの作品!だけど新作!?というとんでもない絵が現実に存在する事を中島さんが紹介。

のっけから「AIおそるべし!」とおののく筆者…

登壇者の自己紹介ではアマゾンの岡嵜さんが、Amazon Go などAIを活用したさまざなサービスを紹介。まさに世界の最先端の話と映像で圧倒されました。日本アイ・ビー・エムの金子さんは従来のコンピューティングよりはるかに進化しているコグニティブコンピューティング (コンピューターが今までのプログラム方式とは違って過去のデータや事実に基づいてアウトプットを導出する)の概念を紹介。有名なワトソンもこのコグニティブコンピューティングで作られているそうです。

富士通の常盤さんは、AIを実際に応用した事例を紹介してくれました。知らないうちにAIが身近な暮らしの中で活躍している事にただただ 感心するばかりでした。

中島さんは MakeGirsMoe というAIで萌えキャラクターイラストを作成するアプリを紹介。ディープラーニングで本人が希望するキャラにどんどん近づいていく過程などを見ると会場は異様な雰囲気に!コミックイラストは今後どのようになっていくのか考えさせられる話でした。ちなみに中島さんの指向はロリコンだそうです。

このセッションで話されたテーマは…

CEDEC+KYUSHU2017

など、もうそこまで来ているAIと関わる時代に、私たちは どう向き合っていけば良いのか?と参加者がまさにディープラーニング させられるような刺激の多いセッションでした。

AIは決して万能ではないけれど、他えば人材不足をAIで補うことや、面倒な仕事(オペレーション)から解放される…などいろいろな メリットも考えられます。

今後、漫画・イラストなどの分野にもAIが関わってくるのは間違いありません。それを怖がってばかりではなく、上手く取り込んで、クリエイティブの可能性を広げるという考え方もあるだろうし、基礎としてアナログ手法を十分に習得してから、Aiサポート付きのデジタル作画 に移行して、よりクオリティの高い作品をクリエイトする事だってできるようになるのではないでしょうか?

といろいろ書いてきましたが、「漫画で人のココロを動かす」という私達の目的が変わるわけではありません。
レポートはこれで終わります。今後、漫画CPOのイベントで中島さんを見かけたら、AIについて色々話てみるのも良いのではないでしょうか?

2017年11月10日